2021年7月16日金曜日

「なんでもかんでもコロナのせいにするな!」について

 こちらのコーナーでは普段は泣き寝入りするしかないオンラインショップ側の本音を紹介していきます。誠実に日々サービス提供をしている健全なオンラインショップの名誉が少しでも回復されますように、また、誹謗中傷が飛び交う異常な日本の社会が少しでも良くなりますように。

※くどいようですがここで紹介するような事例は当グループ内でも極稀です。確率で言うとせいぜい0.01%、10000人に1人いるかいないか程度の話であり、当グループ(※注)ユーザーのそのほとんど全てはその限りではないことを断っておきます。とりわけKINGYOユーザーにおかれましては0%と皆無で、昨年に見られたコロナ禍による出荷停止時期においても、またそれ以外の平常時においても国際事情や海外現地事情をご理解いただき、誠にありがとうございます。
※当グループでは数十店舗のオンラインショップを運営する国際的個人輸入代行グループです


さて新しく始まった新コーナー、第一発目は最近のコロナ禍に関するオンラインショップの本音をいくつか紹介しましょう。


端的に言えば、コロナ禍の影響で遅延が起こった場合に言われるものです。


「なんでもかんでもコロナのせいにするな!」


してません。なんでもかんでもうちのせいにしないでください。


「それって本当にコロナのせいですか?」


はい。本当にコロナのせいです。うちのせいでは、ないんですよ。


「(入荷待ち商品に関して)納期管理がなってない!他のショップはもっときちんとしてるぞ!」


うちは納期管理をしていません。納期管理、というか生産管理をしているのはメーカーです。きちんとしていると言われるその「他のショップ」で購入されることをおすすめします。


「国際輸送の仕事をした事があるので解るが、こんなに遅くなるのは聞いたことがない!」


私もパンデミックを経験するのははじめてなのでこんなに遅くなるのは聞いたことないです。


と、まぁ、どれも共通して言えるのが、事前に明記してあるコロナ遅延のこと後になってショップのせいにする人たちの声です。その様な遅延である事をいくら事前に案内していたとしても、です。それも店頭や商品ページ、発送連絡メール等でPCでもスマホ画面でも、あるいはコロナ遅延情報を確認しましたか?とのチェックマークにチェック入れないと注文できないよう(注文時の必須項目)にしたりして、ともかく執拗に、コロナ遅延情報を「必ずお読みください」という文言を見なければ注文することは不可能となるような案内を事前にしているのに、です。これでも「遅い!」と言って来るということは、注文後に


「3,000円したんですけど!」


と言っているようなもんです。言ってる意味、わかりますでしょうか?3,000円の商品買ったんだから、3,000円かかるのって、当たり前ですよね。でも信じられないことに、これを言って来る人は 存在 するんです。そして、こうゆうこと言って来る人に限って初めから怒ってショップに喰ってかかってくるwww。 


これと同じ事で、ショップ側は「コロナで遅いですよ」と案内してるんだから、遅いんです。事前に案内している内容に文句を言うというこの行為は、


チョコレートを買った人が

「これ、チョコレートだったんだけど!」


炭酸水を(水と間違えて)買った人が

「これ水じゃないんだけど、どうなってるの!?」


週刊少年ジャンプ買った人が

「これジャンプだったんだけど!他のコンビニではきちんと週刊少年マガジンだぞ!」


こう言っているのと同じですよね。ほんとに... 信じられないような話なんですけど、こうした頭ごなしに立腹して来る人がいて、中には支離滅裂して「何故怒っているのかが最後まで分からない」人もいるくらいです。


いや、コロナ禍でストレスが溜まっているのは分かりますけど、そんなことはショップ側も皆同じですからね。それとこれとは別の話です。ここでもお客さんはいいですよ、えらそうに言えば一瞬たりともすっきりしますので。しかし、ショップの方ではそのお客さんのストレス発散コメントを集中砲火されるようなもんです。そして、これに正論をもって返事をするとたちまちのうちに「評価1」という、何故かすべての項目において最低評価をつけられる。例えば1分後に返事していたとしても「レスポンスの速さ」の評価も1と言ったふうに。もう、めちゃくちゃですよねww。


今は大分緩和されましたけど、一日に百件はいかないにしても何十件もそのストレス発散集中砲火を浴びてみてください。私はシャワー浴びている時に無意識のうちに妄想でモンスターと対話をしていて、それが独り言となっていたようで妻が怪しんで浴室の中に心配して飛び込んできたこともありました(笑)。


とにかく、これだけは言っておきますが、コロナは、私たちショップのせいでは、ないんですよ。考えれば小学生でもわかるようなこの事実を、現実の一部の大人たちは、どうしたものか、理解ができていない。コロナで遅延が起こっている場合、それをどういう思考回路を経由してきたらそうなるのか、ショップのせいにしてしまう。商品が入荷待ちでいつまでも入荷されない原因も、どうしてかショップのせいにする人がいます。そして、もう一度言いますが、何故かいきなり怒ってる。


そうした人は、世界的コロナ禍のせいで貨物航空便が減便になっている現地事情や、必要成分が入手できない背景や、あるいはメーカーがその商品の生産どころか、工場の稼働すらままならない実情を理解できない、もしくは理解しようともしないようなので、こちらもなるべく全部の正論をいちいち言わないようにしています。何故なら、何百万人もの人と対応しているとオンラインであっても、さすがに分かってくるもんなんです。その人の使う言葉によってその人がどうゆう人なのか。


端的に言えば、頭の悪い人とは話したくないじゃないですか。時間がもったいないので。コーナー概要にも触れましたが、同じ時間を使うのならば頭の悪い人には適当に切り上げて、そこで生まれた時間を紳士淑女なお客様に費やした方がはるかにいい。


これは別にそこまでたちの悪い事を言っているわけではありません。


「なんでもかんでもコロナのせいにするな!」とワケ分からない事をのたうち回っている人には「申し訳ございませんでした」とさっさと切り上げてグループ内ブラックリストに記録し、今後はグループ内全店舗において出禁とし、そこで生まれる時間を他のお客様に使った方がみんなの為、具体的には三者(モンスター、他のお客様、当店)にとって一番良いことだと考えるのです。


今回一番言いたい事とは、


コロナって、ショップのせいでは、ないんですよ。


という事です。


皆さんも人のせいにしてませんか?コロナ。コロナって政府のせいでもないんですよ。誰のせいとか、そうしたもんじゃなく、今の状況を自分はどうやって乗り越えていくのか、そこなんじゃないかと思います。人のせいにしているから、不満となるんです。それが証拠に、何か不満があるのだとしたら、それを人のせいにするのではなく、自分のせいにしてみましょう。一瞬にしてその不満は消滅しますから。

「ショップの本音」の概要

 日本の社会では、かつて「お客様は神様」といった迷言がありました。


私は世の中の言葉にはなんでも、いい意味と悪い意味があり、その汲み取り方によって異なる解釈ができると思っています。例えば、車はいい意味で言えば便利です。悪い意味で言えば人間を殺める武器にもなります。例えば、借金はいい意味で言えば信用です。借金できるということは、それだけ信用があるからです。悪い意味で言えば負債であることでしょう。


それでは「お客様は神様」に置き換えてこの視点で考えるとどうか。


「お客様は神様」をいい意味で考慮すると、シンプルにお客さんにサービスを提供する側(今回の場合だとショップ)にすれば、この考えをもとに様々なサービスの向上が実現できることでしょう。神様とは、少し極端な言い方とも思えますが、サービスというのはあくまでお客様に対してするもので、そのお客様の立場になって考えることは重要なことだと考えます。そして考えるだけではなく、その立場になってどうしたらより満足(カスタマーサティスファクション、つまり顧客満足)となるのか、それを日々追求していくことが、結局はそのショップの継続的な繁盛に繋がることだと考えられます。


(あるいは、あくまで「お客様は神様」と主張するのであれば、それと同時に「社員は神様」とも言える考え方です。お客様あっての商売なら、それは同時に社員がいてからこその商売とも言えるからですが、ここではそれに触れません)


次に、「お客様は神様」を悪い意味で考えた場合です。本来、この言葉は企業側の言葉であったのがいつしか日本の社会に浸透し、この言葉を消費者が用いるようになりました。その結果、「神様」となった「お客様」はモンスター化し、


「私は客だぞ!」

「お金払ってるんですけど!」

「誠意を見せろ!」

「なんでそんなに偉そうなの?」


といったセリフを吐いてショップ側に害を加えるようになりました。


さて、ここで一つ注釈をしておきます。当店KINGYOはタイ最大級の個人輸入代行ショップではありますが、その母体となるグループを見るとオンラインショップだけでも20店舗以上の運営、その他病院やクリニック(ドクター)、一般企業に卸売りをしています。平日は毎日数百件、年間では数十万件、創業以来では数百万件の手配をしてきた実績があります。人間100人もいれば100通りの人間がいて、10000人もいればその中には変な人も当然います。


近年、悪徳業者(ショップ)が取り沙汰される事がありますが、私の実感で言えば、その数より悪徳客、つまりモンスターカスタマーの方がはるかに多いと思います。何故ならば、悪徳ショップは自然淘汰され、信用を積み重ねることができず、継続運営ができないからです。一方、お客さんの方は自由気ままに色んなショップに害を加えられます。その代表的な仕組みが、ショップレビューでしょう。


いい意味でのレビューとはそのまま、そのショップのサービスや商品の感想などはそれが健全なものであるのなら参考になり得るものです。しかし、このシステムの悪い点を指摘するならば、レビュー投稿できるのはショップ側に対してのみ、という点です。ヤフオクのように双方にレビューができる公平な仕組みがすべてではありません。アマゾンでも楽天でも、そのレビュー投稿者が他にどんなレビューを書いているのか、を見ることはできますが、そのレビュー投稿者にショップ側が評価できるわけではないですし、そもそも消費者がレビュー投稿者の属性・内容を見る人など1%もいるのかどうか、疑わしいレベルです。つまり、最終的にはショップ側がこのお客さんからのレビューに甘んじて、結局は泣き寝入りするしかない現実があります。


なお、一つおもしろいことに、モンスターカスタマーの出没箇所には偏りがあることです。端的に言えば、KINGYOの顧客の皆さまにおかれましては、この傾向(モンスターカスタマー)は皆無です。だからこそこの「KINGYO掲示板」にてオープンできるのですが、とにかくKINGYOユーザーの皆さまには国際手配の実情をよくご理解いただいています。特にそれを感じたのは昨年、コロナの影響で数か月間、タイ発送がストップした時の事でありました。また、その期間以外にもKINGYOは2013年に創業以来、一貫して良いお客様に恵まれております。この点、誠にどうもありがとうございます。


それは置いておいて、兎に角も、上のような次第でショップ側が泣き寝入りするしかないケースが、(KINGYOショップ以外のグループ内の)他店舗にしばしば見られますので、それをこのコーナーでは紹介していきたいと思います。


その内容とは、どれも、


「本音を言いたいけれど、面倒だから」


言わないことばかりです。


重ねて言いますが、お客さんとしては多くの場合、1つのショップが相手でしょう。その人が例え同時に複数のショップを相手取って買い物して且つ理不尽な事を言ったとしてもせいぜい5店舗もいかないと思われます。一方、当方では1日に同時に数百人ものお客様と向き合っており、発送からお届けまで1-2週間かかることからも、同時に対峙しているお客様の数は1000人ではききません。その為に余計な言葉を言ってモンスターに噛みつかれて時間を失うよりもさっさと謝って終わらせて、その時間をどうせなら他のより多くの紳士淑女なお客様に費やしたいと考えるのは我々も人間である以上、自然な事かとも思えます。


それでは、普段はショップが言わない本音!をここに記していきたいと思います。そして、誠実に日々サービス提供をしている健全なオンラインショップの名誉が少しでも回復されますように、また、誹謗中傷が飛び交う異常な日本の社会が少しでも良くなりますように。


KINGYO

■KINGYO MOVIEができ上がりました!