タイでもどこでも、海外に移住するということは少なからず苦労もあるものです。海外を住処とすることは、聞くだけなら華やかに見えるかもだけれども現場は別に華やかでもないし、むしろ地味ぃに少なくともはじめのうちはやらなければならない部分がほとんどかもしれません。
理不尽。
タイはおそらく、世界で一番日本人に優しい「海外」だと、私は思っています。物価は比較的安いし、仏教国で親しみやすい、日本からも6時間でいける、食べ物も日本人の舌にあう、そして、なによりもタイ人が日本人大好きの親日国家。
それでも海外ならではの理不尽さはこの国にもあります。
例えば言語。やはり言語ではこれをしゃべれない内は随分とヤラれます。何かトラブルが起こる度になんでも自分のせいにされます。つまり、「お前のタイ語が間違ってるんだ」で済まされてしまいます。私は20年以上いますが、はじめの10年くらいは随分とヤラれたものです。
一回、バイクで信号待ちしていたら、横並びにきた車に足を踏まれましてね、すっごく痛くて「痛い」「足!」「タイヤ!」と叫んだら助手席の窓が開いておばちゃんが「この人なに言ってんだ?」くらいの反応で見てくる。その時は移住して7,8年くらいはいて、すでに痛い、足、タイヤ、くらいのタイ語は当然話せていました。その上、ジェスチャーで「下見てくれ!」と言っているのだから、あの状況で解らないはずがない、といった状況でした。というか、1000歩譲って「痛い」レベルのタイ語が通じなかったとしても、ジェスチャーで解らないはずがないんです。指で足元指しているのに、その指で指している箇所を見ようともしない。結局、信号が変わっていっちゃったんですが、それを後でタイ人に話したら「きっと何か言われて責任取りたくなかったんだよ」のひと言でした。
この1週間で言われなき請求が別々に二回もあり、理不尽なことも言われたんですが、こうした細かいことを言えばキリがありません。ただ、この理不尽よりも素敵な出来事があるのもタイ。だから私は好きでタイにいるわけですが、
- この理不尽にヤラれているうちはまだタイ初心者。
- この理不尽とやり合っているのがタイ中級者。
- この理不尽を理解し、タイ人に対応してもらうのがタイ上級者。
と以前、タイ在住の先輩に言われたことがあります。私は、やっと上級者の領域に入れたかもしれません。いずれにしても、タイに限らず、きっと日本でも、外国人はいつもこの「理不尽」と隣合わせで生きています。
最後までお読みいただきありがとうございました m(_ _)m
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