2016年8月16日火曜日

タイの郵便局と日本の郵便局、それからKINGYOグループの関係性のお話し

先日7月下旬に発送したお荷物が到着までに15日もかかるというトラブルがありました。実際のお受取人の皆さま、お待たせして大変に申し訳ありませんでした。

通常、タイから国際郵便で配達される期間は1週間前後で、具体的には今までの経験から言いますと最短で4日後の到着、最長で11日後という事例を確認していました。それでもボリュームゾーンとしてはやはり6~8日程度なので、当店では「通常一週間前後での到着」とご案内をしているわけであります。それだけでは中にはご納得されない方がいらっしゃいますので最短で4日、最長で11日後の到着を過去に確認している旨、それから配送に関するお問合せは実際の配送機関である郵便局に直接お問合せいただく旨も発送連絡時には併せてご案内をしております。

そもそも今回の遅延の原因は何だったのでしょうか。ネタばらしからいきますとタイ郵便局が倉庫に荷物を忘れていたことが原因の模様です。その事を踏まえて以下時系列で今回の経緯を振り返ってみたいと思います。

7月28日 通常通りの発送手配(タイ郵便局受理) →①
7月29日 通常通りの発送手配(タイ郵便局受理) →②
8月1日 通常通りの発送手配(タイ郵便局受理) →③

8月上旬 ①、②の荷物が日本に未到着、後便の③が日本に到着
日本郵政社よりタイ郵政省へ事実確認の要請(以後数回の催促するも一切返事なし)

8月7日 お客様より問合せが数件あり
10日経ってまだ通関していないのは今までにない遅さとゆうことで
KINGYOより日本郵政社へ電話確認、上記事情を知る

8月10日 夕方、タイ郵政省より日本郵政社へ回答あり。
「倉庫に滞留してしまっていたので急ぎ日本に発送します」との事。

8月10日 夕方、荷物が日本に到着。

8月11日 通関手続き開始。

8月12日~ 在宅の方からお届けされてゆく。

上の件を分析してみますと、3つのポイントがあり、それを今回は解説したいのですが、順に参ります。

■ポイントその1 倉庫に滞留
「滞留」とか言えば聞こえはいいですが、単純に倉庫に忘れていただけです。郵便局が荷物を「忘れる」なんて日本では考えられないことですが、私はこの点では驚きもしません。所詮郵便局員も人間ですから、忘れることだってあるでしょう。私が疑問に感じるのは何故荷物を忘れているのに荷物追跡をすると



「2016/07/29 14:37 国際交換局から発送 SUVARNABHUMI」

このように表示されています。文字通り「荷物は7月29日14時37分にタイ・スワンナプーム空港を出発しましたよ」という意味なのですが、事実はこの時点で出発していません、この時点では倉庫にあったのですから。つまり、出発してもないのにPCには出発したと更新している、この点のオペレーションが連動してないとゆうことです。

タイではこうしたトラブルがあった時に原因を追究して次回に活かす、とゆうことがまだまだありません。「荷物が見つかって良かったね」で今回も終わってしまっています。

■ポイントその2 回答なし
これは聞いた話なのでその頻度は解りませんが、日本郵政社としては①、②の荷物が届かずに後便の③が到着したことから、早い段階でタイ郵政省に問い合わせはしていた模様です。実際に私が8月7日に電話した時には電話口の方もこの件については精通しておられたので、相当数の問合せがひっきりなしにあったものだと伺えます。ポイント2としましては、タイ郵政省に何度催促をしても「返事すらない事」、それから当たり前なのですが、日本郵政社としても、荷物が日本に入って来ないものだから、タイ郵政省に問い合わせをする事しかできないという事実です。一方、受取人からはひっきりなしに問合せ電話がかかってくる――、そんな、ちょっと同情せざるを得ない光景が伺えます。ここでもそうです、タイ現地事情を知らない日本人には、一に(タイでも日本でも)郵便局がお客様の荷物を忘れることなどあり得ない、がまず念頭にあり、ましてや現状どこにあるかも解らない、郵便局当人が把握すらできてない、なんてのは言語同断であり、もっとも忌み嫌うべきもので、当事者を何度切り刻んでも飽き足らないくらいの血相で電話してきます。でも、日本郵政社としては、肝心の荷物も日本に入って来ない、タイに聞いても返答なし、とゆう状態なのだからどうしようもないんですよね。

■ポイントその3 そもそもな話
上の時系列をよーく見ていると、タイ郵政省より初めて回答があったのと、肝心の不明だった荷物が日本に入ってきたタイミングが同じ8月10日で、且つ同じ夕方であったことが確認できます。つまり、タイ郵政省はおそらく8月9日の時点では荷物を滞留していたことを発見したはずですが、それを何度も催促を受けている日本郵政社へ連絡するのに少なくとも丸1日をかけていることが解ります。この時差は何なのでしょう。この時差が意味するものを理解できなければ、今後国際取引する際にもしかすると無駄な労力使い、国際取引をスマートに利用することができないかも知れません。

この時差が意味するものは何なのか、今日はすでに長文になってしまいましたので、明日の記事でまた解説していきたいと思います。






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