さて今回もやって参りました、ONE PIECEで学ぶタイ語シリーズです。本日は第2話から学んでいきたいと思います。
今日の言い回し
ルフィ:
phûak gɛɛ(お前達)
pen khrai(誰)
→「お前達誰だ?」
海賊:gɛɛ(お前)tà-hàak(それどころか)pen khrai(誰)→「お前こそ誰だ?」
今回注目したいのはgɛɛですね。これも、英語で言うと「you」なんですが、お解りの通り仲間内で実際に使われる「you」です。言い換えれば少し汚い言葉です。喧嘩の際にも出る言葉なんで、ちょうど日本の「お前」みたいなニュアンスでOKかと思います。ついでに通常の「you」はคุณ(khun)となり、これはビジネスでも、目上の人にも使う言葉ですね。さらに、丁寧且つ親しみを込めて言う言葉に、目上の人だとพี่(phîi)、明らかに年下の人にはน้อง(nɔ́ɔŋ)というのがありますね。レストランとかで定員さんを呼ぶときも、これらphîiかnɔ́ɔŋが使われています。年上か年下かどうか定かではないときにはพี่(phîi)を使います。
ついでにいいますと、ルフィが冒頭で言っているphûakというのは、英語でいうとgroupの意味合いです。「group」+「you」なので、お前達、となっています。このphûakも使い方はすでにご想像通りに、例えばพวกเขา (phûak khǎw)となると「彼ら/彼達」となります。พวกเรา (phûak raw)は「私達」となります。ただ、実際は彼らでもkhǎwのみ、私達rawのみで通じます。複数人、つまりグループであることを強調したい時には、พวกเขา (phûak khǎw)、พวกเรา (phûak raw)を使うといいと思います。
今日のダイジェスト
まずはこちら、
chăn(I)jà pen(will be)jâw hɛ̀ɛŋ(prince of)joon sà-làt(pirate)※都合上、今後このカッコ内は英語にして表示していきたいと思います。→「俺はさ、海賊王になるんだ!!!」
デタ。第2話から宣言しています。思うんですが、ONE PIECEとは私にとっては自己啓発書とでも言える部分がこの辺りです。実際、ルフィの海賊王になる信念がもの凄い。だから、ONE PIECEはバカにできないんです、ただの漫画じゃないレベル。
続きまして・・・
phrɔ́ chăn (because I)tàt sĭn jai (decide)lɛ́ɛw wâa (and say)jà pen (to will be)hâi dâi (give can)→「俺がなるって決めたんだから」chăn jà sûu (I will fight)pai khâaŋ nâa (to future)phɯ̂a sìŋ nán (for that thing)thâa mâi taay (if no die)chá gɔ̀ɔn (to erode before)gô dii pai (be quite good to)→「その為に戦って死ぬんなら別にいい」
この辺り、正に自己啓発。ちなみに、[今日の言い回し]にて出てきたgɛɛに対するように、自分を指す言葉でちょっと崩した単語が出てますね。「chăn」です。日本語でいうとちょうど「俺」みたいな感じです。そして物語はゾロが捕まっているところへ行くわけですが・・・!
それでは今日はこの辺で!
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