さてタイ語の例外シリーズ、続いてまいりましょう。
■例外その8
[ ์ ]thanthakhâatという記号があります。これが上につくと、その文字は読まない、というルールがあります。デマシタ、得意の。読まないんならつけるな!と誰もがツッコミを入れたくなる瞬間、タイ人は古代からボケを効かしていた模様です(笑)
วันอาทิตย์ [wan ʔ̠aa thít] 日曜日
วันเสาร์ [wan sǎw] 土曜日
※続いて、さらなる例外として下記のものがあります。จันทร์の場合、[ ร์ ]を読まないのは上の通りですが、[ ท ]の発音もしない、というものです。
วันจันทร์ [wan jan] 月曜日
■例外その9
[ ๆ ]máay yamókという記号があります。これがつくと前にある音節を繰り返す、というシステムです。
มาก ๆ [mâak mâak] たくさん、いっぱい
เด็ก ๆ [dèk dèk] 子どもたち
เร็ว ๆ [rew rew] 速く
■例外その10
[ ฯ ]pay yaan nɔ́ɔyという記号があります。これがつくと、ほんとはこの先もっとあるけど「略しますよ」という略字記号です。もっとも有名なのがバンコクのタイ語名ですね。(詳しくは[バンコクの名前は世界で一番長いって本当?]をご覧ください)
กรุงเทพฯ [kruŋ thêep] バンコク
■例外その11
[ ฯลฯ ]pay yaan yàyという記号?といいますか、とにかくこちら、英語でいう[etc.]のようなもの、日本語だと[・・・等など]みたいな感じでしょうか。
ฯลฯ [lɛ́ʔ̠ ʔ̠ɯ̀ɯn ʔ̠ɯ̀ɯn] ~など
■例外その12
タイ文字が表す音節より長く発音するものがあります。←なら今まで勉強してきたのはなんだっつーの。
ไม้ [máay] 木
เท้า [tháaw] 足
นำ [náam] 水
เก้า [gâaw] 9
ได้ [dâay] 得る、できる
■例外その13
タイ文字が現す音節より短く発音するものがあります。←だから、今まで勉強してきたのはなんだっちゅーの。
ถอย [thɔ̌y] 退く
หอย [hɔ̌y] 貝
แถว [thɛ̌w] 列
以上で士気がなんとも落ちる例外シリーズは以上です!このタイ語の例外はタイ語を勉強するなら誰もがツッコミを入れているもので、途中で挫折している人も多くいると思います。「思ったよりも多い!」「みんなが言うほどでもないじゃん」色々とご意見はあるかと思いますが、逆にこれだけを覚えてしまえば、といいますかあまりに例外が多いので、必然とその単語単語で覚えていく形になると思います。
ということはつまり、これら例外シリーズはその仕組みは「こんなこともあるんだ」ということを頭の隅にでも置いておいて、後は何度も何度も言っている通り、単語で覚えていった方が早いです。その時にその単語の矛盾を感じたら、この例外シリーズを思い出してもらえたら、どれかしらに該当するものになろうかと思います。
いずれにしても以上でタイ文字のベーシック部分は全過程、終了です。お疲れ様でした、今まで解説してまいりましたものでほぼすべての仕組みは紹介してまいりましたので、今までの内容さえ理解していれば、後はその応用です。納得いくまで活用していただき、タイ語の向上にお役に立てば幸いです。
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