2015年9月14日月曜日

美味しい物。


夏が終るとこれが欲しくて仕方ない

焦げ紫の「それ」を手のひらにずしっと乗せると

張りのある皮が艶やかに光を反射する。

私は生暖かいのが好き。

指先でそっと摘まむと甘くて少し緑臭いような

芳醇な香りが鼻腔を擽り私のテンションは

密かに上がるっていく……

長く伸ばした爪で皮をなぞるように捲ってみる

と、今までずっと我慢していたかのように

液体がトロンと指を濡らす。

思わず舐めあげながら「それ」を口に入れる

私の口の中は「それ」の香りでいっぱいになり

舌で弄んでからそっと噛む……






美味しいよね、葡萄。


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