前回のお話(詳しくは[タイ人の「聞く耳もたない」をより深く掘り下げてみた]をご覧ください)、参考までに続きをお話しますと、こうなるんです、タイの場合。
そうです、このタイ人スタッフが先月は「20日に給料を受け取った!」という主張に対し、私は「いや、25日に給料は渡している!」という話です。
タイ人スタッフの主張では、先月はたしかに給料は20日にもらった!今月は25日、というのはおかしい。5日分をタダ働きさせる気か!?というものです。
で、私はこのタイ人スタッフがなんで給料を20日にもらったと勘違いしているのかまで見透かして見える。なぜなら、先月25日に私が渡した給料は、先々月21日~先月20日までの分、要するに毎月20日締めの25日払いというもので、この「20日まで」というのが印象に残ったのでしょう。
とにかく、そんな流れで聞く耳もたない、という話が前回の流れでした。
で、こうした話い合いが終わったあとに気づいたのが、「自分は先月20日、日本にいた」という事実です。これは、確固たる証拠ですよ。現金出納帳はなるほど、彼らにすれば私が20日という日付を25日にタイプし直すこともできる。(そもそも、たかだか5日分の給料をごまかすために私がそんなことをするはずもないのですが、まぁ、そう疑わなければ生きていけないかわいそうな環境に今まで生きてきたのでしょう)とにかく、相手が私を信用できないというのだから、それはしょうがない。
ただね、先月20日は日本にいた、という事実は私がどうこうできない証拠、さすがにこれレベルになると、さすがのタイ人も無視することはできないですよ。
で、この真実を、言うじゃないですか。言われた本人がもし日本人なら、「それは大変失礼なことをしました」だとか、「以後、気をつけます」だとかになりますよね、赤面も赤面、本当に、こっぱずかしい限りとなります。自分のことを棚の上にあげて人のせいにしてしまったことを反省すると思うんです。
ここが違うよ、タイ人。
「あら、そうですか」
えーー?それだけ?冷めてるんですよ、非常に。昨日のあの熱い情熱はどこにいったんだ、おい。と言いたくなるような冷め方。「で、それで?」とまでは直接口にはしませんが、そんな表情で見てきます。
出た、タイ人。これ、典型的なタイ人のタイプです。聞く耳持たない時は人の言い分をまったく聞かず、自分の主張を貫き通して止むることもない、頑固一徹に時にはヒステリック的に熱くなるのにも関わらず、絶対的な証拠を突きつけられて自分が間違っていたことに気づいても、「あら、そうだったの」と急激に冷めての一言。
ちなみに、いくつかパターンがあるにはあります。
1. この「あら、そうだったの」の一言で終わる人
2. 謝る人 (基本的に心はあまりこもってない)
3. 舌を出すような、お茶目な素振りでごまかす人
※ちなみに2番は、謝った後に日本人みたく説教なり議論なり説明なりで相手を詰めていくと逆ギレします。「もう謝ったでしょ!」と。
※この場合、3番の人が正解です。この3番タイプの愛嬌ったら、ないです。
下記バナーをクリックしてKINGYO掲示板を応援いただけますと誠に、まことに幸いです!
KINGYOではその使命である「世のコンプレックスを激減」すること、
これを本気で行っています。

にほんブログ村