日本にも創作料理があるように、タイ料理にも・・・いや、創作料理とは呼べないかも知れませんが、ちょいとした組み合わせでなんとも美味しくいただける料理には仕上がるのです。
いくつかシリーズでタイ料理を紹介してますが、その内のいくつかは私の彼女が作ってくれてまして、その為、日本人にも合う程よいタイ料理を作ってくれます。今回もそんなレパートリーのひとつなんですが、これが意外とバカにできないんです。
よく日本人でタイ料理が嫌いな方、いらっしゃいますね。嫌い、とまではいかなくても、苦手な方とか。
「タイ米は臭くて食べられない!」
「パクチーは無理!」
「辛い!ひー、辛い!」
なんてのは三大理由なんではないでしょうか?でも、それで「タイ料理=嫌い」というのはなんとももったいない話です。
タイ料理は、なにもトムヤムクンだけじゃありません。勿論、すべてにたりよったりでもなく、と言いますか、かくいう私もタイ料理でも苦手な分野はあります。食べず嫌い、というわけでもなく、見た目で「あ、これ自分食べられないな」と解るものも多くあります。
そんな私は、典型的な日本人の舌なんだと思います。1番の好物はラーメン、2番目はカレー、他は甲乙付け難いですが、みそ汁、ハンバーグ、焼き魚、カツ丼、牛丼・・・至って普通の日本人です。
そんな私が、ふつうに「うまい!」と感じるのが彼女のオリジナルタイ料理なんですが、これがタイ料理と言えるのか?とは言い過ぎですけど、要はタイ料理なんですけど、日本人の舌にマッチするタイ料理なんです。
さて、前置きは長くなりましたがいよいよご紹介。
ผัดผักบุ้งไก่。「phat phak bung gai」と言っていました。phatは炒める、phak bungは空芯菜、gaiは鶏肉です。空芯菜の炒め物は日本人が好むタイ料理のひとつですが、単純に、これに鶏肉を混ぜたものです。ありそうでなかったこの組合せ、一度これを食べたらふつうの空芯菜炒めは物足りなくなってしまうほどです。例えるならば、かけそばとたぬきそばの違い。たぬきそばを知る人なら、かけそば食べてもなんか物足りない感じがありますよね?例えるならば、カレーとカツカレーの違い。例えるならば、牛丼トッピングなしと牛丼に生卵、の違い。
「パクチーは無理!」
「辛い!ひー、辛い!」
続いて、
แกงไก่วุ้นเส้น。「geng gai wun sen」と言っていました。gengはスープ、gaiは鶏肉、wun senははるさめです。何度も言うとおり私は料理がてんでできないので、沢庵が大根から来ていることを最近知ったようなレベルなのでよく解りませんが、おそらくナンプラーベースのさっぱりした野菜スープに鶏肉とはるさめを入れたスープです。基本的にパクチーは彼女の料理には出て来ないんですが、こうしたスープ系はパクチーを入れないだけで、結構日本人好みのテイストの味付けがよくあります。
できればレシピを公開したいものなんですが、ご興味のある方は画像と名前と、料理ができない人間の簡単な解説でイメージしていただいて、挑戦してみてください!
下記バナーをクリックしてKINGYO掲示板を応援いただけますと誠に、まことに幸いです!
KINGYOではその使命である「世のコンプレックスを激減」すること、
これを本気で行っています。

にほんブログ村