■その3 タイ人は徒党を組んでくることを知る
実は今回一番学ぶべきところがここだと思うんです。勿論、毎回そうなわけではないでしょうし、その場の人にもよるのでしょうが、タイの人達は外国人に対して、こうした傾向があることは知っておきましょう。例えば今回の警官を見ててもそうですが、明らかに目の前でタイ人女性が外国人に暴力を加えているのを、“半ば容認”していた状況でした。だって、そうですよ。目の前で殴られている外国人に、あくまで暴れるタイ人女性はもう一人の警官に任せておいて、自分はひたすら話しかけている。。この時の警官が言うことも大体想像がつきます。「ほら、あんなに怒ってるじゃないか、かわいそうだからもう払っておしまいにしちゃいなよ~」と言ってます、たぶん。
これは、外国人にとって非常に大切なポイントとなります。何故徒党を組んでくるか、これにはタイ人のある心境にあります。タイ人には無意識のうちに、欧米諸国と日本、韓国あたりは自分たちより強いイメージがあり、こうゆう人たちがタイ人ともめ事を起こすとどうしても自分達タイ人の肩をもつことからはじまります。「強いものが弱いものいじめか」「白人(日本人、韓国人)どもが我等タイ人に何するものぞ!」「我等の国で何しやがった!?」「タイ人がかわいそうではないか」といった意識が先行するからです。これには、ひがみだとか愛国心だとか色んなものが混ざってそうなるものです。もしかするとタイ人もこれを見越して、つまり怒鳴るのと一緒に世論を作ってしまおうと大声で周りに聞こえるようにわざとやっているのかも知れません。でも、これってたぶん、その国民の持つ優位性であり、例えば日本でも国際意識が高まった幕末や明治、いや高度成長時の日本でもいいでしょう、これと同じ心境だったと思うんです。だから、そう考えると至って必然的なケースなんですが、これに対してなんらかの対策は外国人はもってなければいけないと思うんです。
日本でもありますよね、冤罪。よくある話で悲惨なのが電車での痴漢、痴漢してないのに「痴漢!」と言われるケース。実話とか見ているとまったく悲惨ですね。それで家庭崩壊、子どもなんてのもかわいそうなものです、自分の親が電車で痴漢、なんてなったら、小学校中学校ではどんなに人気者でも落ちぶれること間違いないでしょう、いじめの格好のネタであります。そこで弁護士が揃って言うのが「とにかく逃げること」、これしかないようですね。痴漢は現行犯ですから。で、タイでもこの考えはある程度学べることかと思うんです、さいあくの場合です。しかし、逃げるといっても追ってきたらやっかいですね。そこで、タイ人に徒党を組まれる前に逃げる方法を伝授します。
一言で言うと、「お金で解決する」←これが王道です。ちなみに、検問含めて交通違反で捕まえてくる警官が100バーツで許してくれることを考慮すると、お金で解決するといっても、それほど大金でないので安心してください。金額はケースバイケースですが、いっても何百円~何千円、いっても1万円とかの話です、徒党を組まれて暴行被害を受けるより、また徒党を組まれて大げさになり、一番さいあくなのが警官のお出ましとなることです。そしたら本格的な罪に問われることにもなり兼ねませんし、警官もここぞとばかりに絞れるだけ我等外国人のお金を絞り、取っていこうとしてきます。タイでも他国に漏れず、役人と警察には絶対に逆らってはいけませんので、彼らが登場する前にカタをつけること、これを絶対条件として覚えておくといいと思います。
ということで、今回のカオサン暴行事件で学ぶこと3点でしたがいかがでしたでしょうか。あの白人がなんであんなトラブルに巻き込まれたかは解りませんが、もしあの白人がこの3つのポイントを抑えていたら、あのような修羅場には遭わなかったはずです。みなさんも、タイでは外国人、つまりそれだけで不利な立場にいることは認識しておきましょう。
下記バナーをクリックしてKINGYO掲示板を応援いただけますと誠に、まことに幸いです!
KINGYOではその使命である「世のコンプレックスを激減」すること、
これを本気で行っています。

にほんブログ村