2014年3月7日金曜日

タイの警官に20回くらい捕まって解ったこと

と言っても、バイクを運転していて、でのことです。それにしても20回、3年間くらいの間、であります。1日に2回捕まったときもあった。

理由はさまざまであります。

・Uターン禁止のところをUターン
・停止ラインの白線はみ出し
・飲酒
・駐車違反
・車の前席で女性と抱き合っていた時
・信号無視
・追越し車線走行
・自動車専用道路走行
・意味不明

って、全部お前が悪いんじゃん!と突っ込まれそうなんですが、全くその通りであります。もっとも、もう10年前のまだ若かりし時なので御勘弁ください。今は、全くもって捕まりません。と、いうのは自分でも不思議で、前は他の人も白線はみ出してるのに自分だけ呼び出されたり、最後の最後まで捕まった理由が解らなかったケースを考えると、「若い」「日本人」というのは彼らにとっていいカモだったのかもしれません。それにしても、タイでは車の中で抱き合ってはいかんのか。

それはいいとして、私はこの20回を全てお金をあげて済ませています。あ、正確にいうと駐車違反以外のすべて、でした。駐車違反はロックがかけられるので、こればっかりは警察署に出頭しなければなりません。

さて、お金をあげる、要は賄賂と言われるものです。日本語で賄賂というと、すごく聞こえが悪いんですが、というか、賄賂はよくない!という正討論もわかるのですが、あっちもあっちで、バイト感覚でやっています。というのも、一般警官の給料というのは、物凄く安いようで、バイトをかけもちでやってる警官も多いみたいです。その代表が警備員みたいですね。もっとも、出世して上の方に行けばいっぱいもらえるみたいなんですが、それもどっから集めているものやら。要するに、汚職の世界。

ということで、普通にキップを切ると、その罰金は当然、警察にいくわけです。賄賂をもらえれば、自分の懐に入ります。警官にとっては、正規料金で警察という組織に金が行くのなら、正規料金より安くても、自分の懐に入った方が嬉しい。捕まった人も、正規料金より安い方が嬉しい。このようなシステムになっているわけです。

そりゃ私も、そんな世の中嫌だ!と正義の心を持ってですね、賄賂を払わないで試したこともあるんです。そうすると、彼らは質問攻めです。

「タイに何年いるんだ?」
「仕事は何してるんだ?」

ここまでは解ります。なんか、職務質問っぽいじゃないですか。質問のネタがなくなってくると、

「彼女はいるのか?」
「結婚するのか?」
「休みの日は何してるんだ?」

とどんどん質問の方向性がなくなってきます。軽く軟禁状態なんです。要は、賄賂を出せば安く済むし、この場で済むし、楽になるぜ、出しちゃいなよ~、と陰では言ってるんです。ていうか、賄賂出さないと帰してくれないですからね。

で、さすがに露骨に「賄賂出せ!」とは言わないんですが、こんな事を言って来た警官もいました。

「署までいけば500バーツだよ、どうしたらいい?」

と。で、ニヤニヤしてるんです。

こんな警官もいました。私を捕まえるやいな、カギを指指し「オッケー!」、強制保険のシールを指指し「オッケー!!」、私の股間を指指し「オッケー!!!」と言って勝手に1人で笑ってるんです。この3つは「オッケー」だったのに、追い越し車線走行はオッケーじゃありませんでした。でも、こんな陽気な警官に捕まったことがすかすがしくて、なんか爽快感にかられて、喜んで賄賂を出しました。賄賂、賄賂言ってるから聞こえが悪いんですよね。これは、チップです。毎日交通整理をご苦労さん、という意味で。


こんな警官もいました。いつものようにチップを出すと、怒られました。もう、こんな正義な警官もいるのか!って嬉しくなっちゃってですね、感心してたら、人目につかないところに連れてかれかれ、私の太ももあたりをノックするんです。ここなら人目につかないから安心だ、さぁ、わかるだろ?みたいな感じで。せっかく嬉しかったのに。。

さて、このチップなんですが、一番初めに捕まった時は相場を知らず500バーツ払ってしまいましたが、大抵100バーツで済みます。やっぱり、賄賂、とかじゃないですね、チップですよ、チップ。100バーツで署に連行されたり、軟禁から抜け出せるのなら、私は出します、チップを。自分にとって最大の財産、時間を取り戻せるからです。

タイで警官に20回くらい捕まって解ったこと。それは、「いざという時のために100バーツは常に持っていること」です。100バーツをもってないと、100バーツで済んだものが500バーツになったり、1000バーツになりかねませんので。皆さん、100バーツは大事であります。



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